大麻陽性反応、2力士は完全否定

2008-09-04 アップロード · 489 視聴

 日本相撲協会が行った検査でロシア出身の兄弟力士、露鵬と白露山に大麻の陽性反応が出た問題で、兄の露鵬が会見を行い、疑惑を完全否定しました。検査結果と食い違う兄弟の主張、その背景には何があるのでしょうか。

 「心配をおかけして申し訳ありません」(大嶽部屋、露鵬)

 3日朝、報道陣の前に姿を現したロシア出身の幕内力士・露鵬。大麻の使用を改めて否定しました。

 Q.大麻を吸ったことは?
 「ないです。弟も自分もは見たこともないし、触ったこともない。信用ある病院で検査をもう一度やってもらいたい」

 2日、相撲協会の抜き打ち検査で明らかになった兄弟力士の大麻使用疑惑。弟の白露山も大麻の使用を否定しています。

 「いくら調べてもらっても、検査してもかまわないので、自信を持ってますので、絶対そういうことありません」(北の湖部屋、白露山)

 今回の検査では尿によって検査する簡易検査キットが使われました。大麻や覚せい剤の薬物使用を検査するものだといいます。

 「マリファナに反応したのは明らか。かなり慎重に何度も何度も確認をしました」(日本相撲協会 アンチ・ドーピング委員会、大西祥平専門委員)

 これが今回使われたものと同じ簡易検査キットです。THCとはテトラヒドロカンナビノールと呼ばれる大麻に含まれる成分のことです。

 水道水をたらしてしばらくすると、赤い線が浮き出てきました。赤い線が出れば陰性、大麻使用の疑いはありません。逆に赤い線が出なければ陽性、大麻使用の疑いがあるということになります。

 そもそも、なぜ吸い込んだ煙が、尿で反応するのでしょうか。薬物検査に詳しい昭和大学の吉田武美教授は、「口から入れた、あるいは呼吸で吸った場合、THC=テトラヒドロカンナビノールが体の中に入ってきます。それが血液を回りながら肝臓で化学変化を起こし、最終的には尿になって排泄される」と話します。

 厚生労働省の麻薬取締部担当者は、副流煙を吸っただけでも簡易検査で陽性反応が出ると話します。

 「(副流煙でも)体内に入れば、尿中から出る可能性は否定できませんので」(厚生労働省 麻薬取締部、木本茂主任鑑定官)

 Q.どこかで煙を吸った可能性は?
 「ないです。ここ何日間か歩けない状態だったから、腰が痛くて。痛み止めの注射とか、痛み止めの薬とかいろいろ飲んだんですよ」(露鵬)

 「少なくとも風邪薬、その他で大麻と同じようなところで検出されたというのは、私は知らないですね、今のところ」(昭和大学薬学部、吉田武美教授)

 警視庁は2日夜、2人が使用しているマンションなどを家宅捜索しましたが、薬物は見つかりませんでした。大麻取締法では、大麻の所持や栽培など違法ですが、使用したというだけならば処罰されることはありません。

 「抜き打ち検査をして、若ノ鵬以外の力士はみんな潔白なんだ、と胸を張りたかった」(伊勢ノ海親方)

 同じロシア出身の元幕内力士・若ノ鵬が大麻取締法違反で逮捕されたのは、わずか2週間前。3日、白露山の師匠で相撲協会の理事長でもある北の湖親方は、何も答えることなく、都内のサウナへ向かいました。

 相撲協会は午後、都内の検査機関に精密検査を依頼しました。結果が出るのは48時間後の5日になる見通しです。

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