バンコクでデモ隊強制排除、71人けが

2009-04-13 アップロード · 1,002 視聴

非常事態宣言が出されているタイの首都バンコクで、治安当局が13日朝、反政府団体のデモ隊の強制排除に乗り出しました。これまでに多数のけが人が出ています。

 デモ隊と兵士との衝突があった現場では、つい1分ほど前にもポンポンという発砲音のようなものが聞こえ、緊迫が高まっています。赤い服を来たデモ隊と軍の兵士が正面から向き合っています。

 軍が強制排除に乗り出したのは、今から5時間ほど前、ちょうど夜が明けようとする頃でした。

 複数の目撃証言によりますと、道路を封鎖していたデモ隊に対し兵士らが催涙ガスを発射、さらに、空に向けて威嚇発砲した後、群衆のいる方向に水平に銃を発射したということです。

 そして、デモ隊も火炎瓶や石を投げるなどして応戦し、これまでに少なくとも71人のけが人が出ています。衝突は現在は収まっていますが、現地では散発的に銃声が聞こえています。

 また、デモ隊は、日本時間13日午前11時半現在も首相府前での反政府集会を続け、また、各地の幹線道路を封鎖するなど、徹底抗戦の構えを崩していません。

 一方、政権を追われ海外に亡命中のタクシン元首相は、集会に電話で参加し、「今こそ立ち上がるとき」とデモ隊に呼びかけるなど、最終決戦との決意を示しています。

 一方、デモ隊の乱入によって国際会議が中止に追い込まれ、国際社会に恥をさらす格好になったアピシット首相も、12日の非常事態宣言の発令を境に、丸腰と批判されてきた姿勢をがらりと変えています。

 政権が変わって3か月あまり、長年続いてきたタクシン派と反タクシン派の争いは、もはや話し合いでは収拾がつかない事態となっています。

 「我が国としては、こうした事態が平和的に解決されることを強く望んでおります。また、邦人の安全確保のために、政府としては可能な限りの対応をしていく考えであります」(河村建夫 官房長官)

 河村官房長官はこのように述べ、現時点では日本人の負傷者などの情報は入っていないと述べ、今後も邦人の安全確保に全力をあげる考えを示しました。

 また、今後の情勢についてはタイ政府の平和的解決の努力を見守りたいとしています。

tag·バンコク,ニュス,デモ,タイ

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